とある獣医の豪州生活Ⅱ

豪州に暮らす獣医師のちょっと非日常を超不定期に綴るブログ

とある獣医の豪州生活Ⅱ

Lomariopsis lineata

どうも、オーストラリア・デーで三連休だったワタシデス。

発音としてはStraya Day。豪州では非常に珍しい、日付固定の祝日ですが、今年は1月26日がちょうどいい具合に金曜だったので無事に連休になりましたとさ。

他の祭日祝日は基本的に月曜日になりますもの。労働祭しかりイースターしかり。

 

「女王誕生日」なんて特にヒドイからね。そもそも元英国圏、ってだけで未だにイギリス王室を口実に国民の祝日作っちゃってるし、日付に関係なく6月の第二月曜日を休みにするから、誕生日って何よ!?状態だし。

百歩譲って上記を認めるとして、これがまた一部の州では異なるのです。自分の住むQLD州では「女王誕生日」は何故か十月の第一月曜日

ほとんど全国が6月第二月曜日にしてんのになんでだよ!!!とお怒りになる方がはたいて存在するのか定かではありませんが、理由としては、

 

「オーストラリアン・フットボールの優勝決定戦と重なるから」です。

 

大真面目にこれが理由。こんなんで議会通っちゃう国民性がアホ過ぎて僕は好きです。いよいよ誕生日とは何だったのか。

もうね、祭日の本来の意味とか大雑把でいいのよ、連休が楽しめれば。日本も正直になれYo。山の日とか作るなら月曜固定にして連休にしないと山行けないでしょう。

 

 

なんか冒頭の雑記がやけに膨らんでしまったぞ。

 

 

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Lomariopsis lineata。アオコじゃねぇぞ。

三連休の間、何をしていたかと申しますとイソイソと水槽を弄ってました。

いやーあれだね、今週は火曜日に休日返上で代診医の「バイト」したから、その臨時収入があると思うと趣味に走りやすいよね。

学生の頃は「自力で稼ぎ出したら趣味全開するぞ!」なんて言ってましたけど、いざ稼ぎ手になりますと今度は家計だなんだが気になるわけでして、普段の収入のほうにはちょっと手を出しづらいのよ。駆け出し獣医なんて薄給だもの(日本のソレよりマシ説だが)

その点、今週のそれは完全な「臨時収入」だから、全部趣味につぎ込んでも問題ないお金。やったぜ。っつーことで、少しの間止まっていた水槽第二ラックの建造に勤しみつつ、熱帯魚屋を覗いては色々と衝動買いしてたのです。いいなぁ、臨時収入。

 

 

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稚エビもつまつま。良いシェルターですな。

探してたLomariopsis lineataも見つかったし。

日本名を探したんですけどどうやらついてないみたいですね。モスファンやらゼニゴケSp.やら言われて日本でも流通してるようですが、何やら実際は別物でとりあえずツルキジノオ・リネアータと呼ばれてるとかいないとかWikiに書いてあった。もう学名のまま呼ぶしかないんじゃね。

 

ちなみに英語ではSubwassertangと記載されますが実はこれも間違いで、元はドイツ語のSüßwassertangがそのまま英語表記に誤訳されたもの。本来の発音訳としてはSusswassertangが正しいとか。もう謎すぎるでしょこの子。。。

 

一見するとモサモサしたただのコケですが、これでも立派なシダ植物の仲間。だからどんどんシダばかり増えていくなうちの水槽…。しっかりと活着もできますし、そのまま水槽端でモッサリと増やしても良い。柔らかく、且つ深い緑色を演出してくれるので、やろうと思えば良い感じのレイアウトもできると思う。ただし細かい破片が水中に舞うと汚い。

 

 

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元祖シェルターのウィローモス先輩と共に。

Lomariopsis lineataの現状の主な役割はシェルターですな。

密生するのでエビや稚魚の隠れ家としてもってこいなのはウィローモスさんと同じですが、硬い見た目のウィローモスさんと比較して、Lomariopsis lineataは軟らかい演出です。割と好き。

 

増えたらメンドイだろうけどレイアウトしてみましょうかね。